打抜機の抜圧補正技術の難しさ・・・

先日に前から情報が有ったマーバッハのデジタルゾーンレベリングの説明をお聞きした!当社のプレバランスシステム(以下PBS)と競合技術で有る。
3Dプリンターで樹脂を積層してるのかな?インクジェットかな?と・・・判らないので有るがPBSフイルムは世界で一番硬い樹脂フイルムを使ってるのだが・・・1年で取り換えを推奨しているのはそう云う事だと思われるが・・・
根本的に無理が有る事を私は経験している。全体的にバランスが取れた打抜機ではもしかしたら可能だとしても・・・打抜機のバランスは下記写真の様に一部分が極端に強い場合がほとんどで有る事を経験してるから無理と思っている。
どういうことかと云うと強いエリヤが有るとその為に強いエリア外側が本来の打抜機の抜圧が弱くなってしまうと云う事である。PBSもナカヤマさんの特殊な刃でPBSフイルムをハーフカットしているのだが・・・刃角が有る事から深く切れる刃の抜圧には余分な圧力が必要で有る。その為に制作済PBSを施しても30μ以下のバランス補正バラつきが有ると考えている。その事でも120μ以上のバラツキ有る打抜機でやってたオペレーターさんはOKを出してもらえる。私は本来PBSで30ミクロμ以内で仕上がった打抜機を最終的に仕上げる方法を現在に取っている。どういうことかと云うと仕上がったPBSを封印せずにチェスにセットしてギリギリ切れるエリヤを再度PBSフイルムを1枚剥がすと云う作業を3回位行っている。
新しく制作したインストール動画にも最後の方に映像と説明を盛り込んでいます。
一番上の動画です。
https://dieranger.com/jp/pressbalancesystem.php

デジタルゾーンレベリングでも同じ事が云えると考えています。ただクリーナーは欲しいかなと思いますが・・・私の経験上で云えば強く当たるエリアの存在が打抜機本体天井に異物が付着している可能性は現在の保護板が樹脂版で有る事から無いと考えています。異物が有れば天井鋳物硬度より樹脂保護板に食い込みます。昔は保護板が鉄板でしたから有るかもしれませんが・・・仮に鋳物に食い込んでいる異物はタワシで擦っても取れないと・・・