キスタッチ+刃先が通紙出来る抜圧
キスタッチはPBSやLRSで抜圧が均一に成った打抜機では刃がカッティングプレートに当たった位置で刃先には負担が全く掛かっていない状態のことです。
刃や罫線がどんなに多くても関係有りませんがコルクやバルコランなど硬いメイキングが施されているかで抜圧は変わります。何故ならば基本23.6刃高さが全てですが刃高さよりも高いメイキングで抜圧が変化するからです。
それでも基本23.6を基準にすこしづつ上げて行けばキスタッチ位置は探し出せます。勿論一部に硬いゴム部分が切れない箇所が出ても其れはムラ取りで解消しますから・・・
此処迄の抜圧と後の抜圧は別々に考えるのです。此処迄がゼロと考えるならば・・・
あとは打抜用紙に罫線が入りながら最終刃先が打抜用紙を貫通するだけの抜圧です。この抜圧は刃先形状や刃先斜面微細研磨などが影響します。
打抜用紙が無ければゼロ以上の抜圧が掛からない自動平盤箔押機の機構で有れば絶対にキスタッチ以上の抜圧が掛からず鋭角刃先でも刃先は潰れません。
昔は飯島製作所さんの打抜機と箔押機の兼用機で箔押しをしながら1t樹脂板を抜いていたお客様がいらっしゃいました。
切り口の仕上がりに拘った抜をされていました。もしかしたらその事を御存じだったのかもしれません。他にも打抜機は有りましたが、その仕事は箔押機兼用機で熱も掛けながら抜いていました。その当時は私は熱を与える事が重要だと勘違いしていたかも・・・・???