ゾーンパッチシートを推進して行きます。

【重要】昨年から推し進めていたカッティングプレート側のPBSインストールのレベルリテンションシステムは中止としました。三和製打抜機で障害が発生してしまったと云う事と世界市場を見据えるとBOBST社がオペレータ―教育で推し進めているゾーンパッチシート(大ムラ取り台紙)で使うのが有効だと考えたからです。

カートンボックス12月号に私の「ゾーンパッチの有効性」の論文を寄稿するとのお知らせをしましたが来年2月号の掲載に伸ばす事としました。PBSインストールでの私の経験からのゾーンパッチシートの経験とは別物に成るのでゾーンパッチシート製作の経験を積んでからの寄稿の方が良いと考えたからです。今月だけで10台位のゾーンパッチシート作製が予定しています。色々な打抜機でゾーンパッチシート制作予定が有ります。ゾーンパッチシートの一番の有効性は後々オペレーターさん自身で半年置きに自らメンテナンスをして頂く事に有ります。なぜ?半年置きかと云うとわずかな相違をメンテナンスするのが1時間も掛からないからです。PBSインストールは3年置きの更新が必要です。何故ならば大きくバランスが崩れるとムラ取り台紙が継続的に使えなくなるからです。3年置きのPBSインストールで其れ迄のムラ取り台紙に多少の手間を掛ければ其れ迄のムラ取り台紙は使えますが5年後などの大きくバランスが崩れた場合は最初のPBS入れ保護板と新しいPBS入り保護板と別けて使わなければ成らないからです。PBS入れ保護板は密閉して仕上げますから後々のメンテナンスは無理です。再インストールの必要が有ります。ゾーンパッチシートは複層でも1枚のフイルムだけで使っていくので、メンテナンスが簡単な訳です。追加の剥がしのメンテナンスを半年置きに手掛ければムラ取りシートに手を掛けるのもわずかで1時間位のメンテナンスで済むと思われます。私がゾーンパッチシート作成時にメンテナンス方法をオペレーターさんにお教えします。場合に依れば次回メンテナンス時に交通費位お支払いで私が教えます。ただずーっと使う事が可能か?て云うと何回も剥がし作業をしていると複雑に成り過ぎてメンテナンスが難しく成ります。そうなると上から新しいPBSフイルムを貼って頂く事で複雑さが解消します。ただバランスが悪い打抜機の場合は複数枚のPBSフイルムでハーフカットして剥がし作業を終えて均等なバランスに成った事を確認して更に新しいPBSフイルムイ1枚上に貼り重ねてゾーンパッチシート作業をします。古い打抜機でのゾーンパッチシート作業は私でもやりたくない作業ですし次回メンテナンスも無理です。
そのままのゾーンパッチシート作製は先日の三和製作打抜機の様に2年以内?位かも知れません。PBSフイルム1枚だけで1時間位の作業で終わりオペレーターさんもメンテナンス方法が理解し易いです。先日の15年前の三和打抜機ではゾーンパッチシート作製時に無理と判断して作製途中でゾーンパッチシートをカッティングプレートに貼り付けハーフカットして持って帰りました。1箇所が強いエリアが存在して見るからにゾーンパッチシート作製するには無理な事が理解出来ました。剥がし終えたPBSフイルムを持込テストカットで確認してから上にPBSフイルムを貼り込みゾーンパッチシート作製を来週にオペレーターさんに教えます。初めの構想はPBSフイルムをハーフカットして剥がし作業を無くそうと考えましたが新台~2年位打抜機しか無理と判断しています。今週は5年前にPBSインストールした三和製作製菊全と半裁判のゾーンパッチシート作製をしてきます。PBSインストールである程度整っている打抜機なので1枚のPBSフイルムでのゾーンパッチシート作製が可能かどうか?が判ります。あと今週は三和製作様ユーザー様でPBSインストール済三和製打抜機のオペレーターさんから新たに入れた1年未満の菊全打抜機にPBSインストール依頼されましたがゾーンパッチシート作製で対処させて頂きます。後は日光製20年以上の打抜機で土台のPBSハーフカットが2枚か?3枚からのゾーンパッチ作製が予定されています。下記写真は印刷紙器メーカー様15年使用の三和製作製打抜機でゾーンパッチを施工しようと取り掛かり30分で無理と判断をして、そのフイルムをハーフカットして社内で剥がし作業を行い仕上がったフイルムです。此処迄来るとPBSインストールして新しい保護板を製作して1年後位にゾーンパッチシート製作をした方が良い様に思います。
強いエリアは剥離フイルム1枚残りで仕上がりました。この状態でテストカットしてバランス補正が出来たなら上から新しいPBSフイルムを1枚貼り込みゾーンパッチシート製作に取り掛かります。現在にはまだ代理店様との技術共有は出来ていないので私が技術共有できるまでに経験を積めば代理店様と販売価格を調整する事に成るでしょう。それまではモニタ価格として割安で対処して行きます。特に使用期間2年以下の新しい打抜機では1枚のPBSフイルムで済むと思われますからモニター価格菊全打抜機で12万円+交通費のみで施工させて頂きます。多分新台から少しムラ取りが増えたと思われるオペレーターさんの打抜現場さんが対象でしょうね?この価格で今後のバランスメンテナンスが可能で有れば安価と考えています。昨日に岡山で導入して1年未満の前記三和製作打抜機にゾーンパッチシート製作しました。1時間位の作業時間で3枚2枚1枚の剥がしエリアが有りました。