新台から2年以内の打抜機(三和製作製打抜機)ならばPBSフイルム5層でインストールすれば良い状態のバランスで打抜機インストールを安価に可能と成り以後のメンテナンスも万が一の事故の時も安心して使う事が可能で有る。ある意味に保険として使っていける。海外製打抜機では余り情報が無いのでPBSフイルム10層が必要かもしれないが???
2012年に完成した、打抜機バランス補正技術がプレバランスシステムで有る。当時CAD面板素材探しで樹脂メーカー東レが世界で一番硬い樹脂のPPS樹脂で有る事が判明した。PPS樹脂の16μフイルムをガロン?単位で発注をして4μの特殊な粘着剤を塗布して10層で200μ(0.2mm)の積層フイルムを作った。
テストの結果、PPS樹脂16μフイルムの10枚は非常に耐圧性が高く、200μ厚みは弱粘着層9層分の36μは潰れても耐久性に問題が無いとの結果を確信した。PBSフイルム(プレバランスフイルム)でPPS樹脂素材以上の耐圧性が有る積層フイルムは存在しないと言い切れる。
2013年には世界特許も取得した。国内も刃物メーカーのナカヤマ様と有功社シトー貿易様が代理店として名のり出て頂けた。海外展示会で他に中国抜型メーカーのウォーヒン社と韓国サプライヤーのソウルダイカッティングシステム社と独シトーシステム社と米サプライヤーが名のり出て代理店契約を締結した。
国内は400台以上の実績が出来たが欧米ではハーフカットした積層フイルムを剥がす技術が難しいと1回だけの契約で以後は続かなかった。アジア人と欧米人の手先器用(巧緻性)差の違いを思い知らされ、新たなPBSフイルムの製作方法の必要性を感じた。
製作方法を模索する為に、私も地場の北陸などでインストールを繰り返して判明した事が、どんなにハーフカットしたPBSフイルムを精密に剥がしても仕上がった保護板に取り付けてテストカットして、少しづつ昇圧すると最初に切れ始めるエリアが出来てしまう事象で有った。通常は最初に切れたエリアから0.05mm(昔の三和製作製打抜機でのハンドル式だと15分程度)の加圧する事はオペレーレーターさん的には、それ位の昇圧で全て切れる事はあり得ないと考えていたので、検収が可能で有った。しかし私は、この頃には新台打抜機と欧米での簡単なインストール方法を考えていた。私は通常ハーフカットのインストール後に先に切れるエリアのPBS積層フイルムを一枚剥がす処置をスタートさせた。ここからは「ブレバランスシステム」との違いを打ち出し「レベルリテンションシステム」と改名したが初期代理店2社には浸透しなかった。今迄の「プレバランスシステム」での実績でお客様の検収に問題が無い為に新しい「レベルリテンションシステム」方式を覚える事に抵抗が有ったからだ。この方法を実施して明らかにプレバランスの完成度が上がった事を実感して3年前から新台打抜機でのテストをスタートさせた。
その結果、新しい打抜機で海外製打抜機も含め数台のPBSインストールをさせて頂いた。国内三和製打抜機の新台でも20μから40μの差異が存在して、海外の打抜機では、もっと悲惨な状態であった。この繊細な思考は日本が一番だと私は考えている。それでも現地で設置した菊全打抜機1000mm×700mmサイズ位の打抜機の高低差がゼロはあり得ないと感じた。新しい打抜機ではハーフカットは行わずにカッティングプレートに0.18厚みのPETフイルムを貼り、その上に0.2厚み板紙を置いて少しづつ昇圧をして初めに切れたエリアのPBS積層フイルムを1枚剥がす作業とした。そこから30μ(ハンドル式だと10分)の昇圧をして切れたエリヤが生じると更に1枚剥がす。この方法でインストールすると30分も掛からなかった。これが新台から1年後で2年後とインストールしてハーフカットする事をやめた。結果三和製打抜機で3年位で20μ5枚から6枚、すなわち0.1mmから0.12mmの経時変化を感じる事が出来た。
同時に過去に3年毎にインストールされていた新潟のお客様で新台から6年経過をした打抜機を含む3台の三和製作製打抜機の受注を頂けたのを機にハーフカット無しでのインストールをさせて頂き、過去2回は1台4時間×3台で1日半の時間でインストールしてたのが半日で3台全てのインストール出来た事を新潟の山崎抜型社長様が同席頂き、確認した。新台の打抜機や正しく使われた打抜機ではハーフカットの意味が無いと感じた。ハーフカットして剥がす手法は新台で有っても菊全打抜機サイズだと半日の時間が掛かったが、この手法だと作業が簡単で且つ短時間に終える事が可能に成る。この手法を「プレバランス2.0」と名付けてハーフカット無しのインストールに切り替えた。6年経過した打抜機では20μ7枚迄に収まった事や以後のインストールでもう一つ判った事が3年以後の経時変化はわずかな量に収まっている事で有る。3年間プレバランス2.0でバランス補正しながら使い続けると以後の経時変化はわずかな量で全てのメンテナンスも1時間以内で終える事が可能だと結論ずけた。
勿論例外的な打抜機も有ったが・・・一番にバランス差異が生じるのはオペレーターさんの使い方で有る。通紙方向700mm前後の打抜機で半分の350mm刃渡りの抜型が多い打抜機ではバランスが崩れ易い。又、抜型の刃物の配置バランスが悪い打抜きも影響が出やすい。レイアウトの良否もオペレーターさんか技術管理者がするべきで有る。現在では三和製打抜機ではクワエ側の抜圧を昇降させるシステムが新台オプションで有る。非常に打抜作業現場では便利なシステムでは有るが、バランス刃を理解して対応している現場では不必要なオプションと考えている。ただ下請けなどで外部から抜型提供されていると、バランス刃など皆無で、どうにもならないが!打抜機バランスを一番に悪くする行為は工具などやグリッパーバーをプレスする事故で有る。大体が打抜機は大きい工具などは非常停止するがフライホールを反転させれば非常停止からは逃げることが可能である。抜型に工具が食い込み抜型の再作成などもメイク・ア・ボックス社でも私が知っている限り数回は有る事で有る。結果として打抜機上部や面盤サポートの変形や打抜機フレームの歪みが起こってしまう。面盤サポートだけなら新しいモノと入替すれば宜しいが打抜機上部やフレーム歪みなどはどうにも成らない。一度富山のお客様からPBSインストール2週間後にバランスがおかしく成ったと連絡が来て訪問させて頂き調査した結果は保護板に1.5mmm位の小さな小石が食い込んで0.5mm位が飛び出していた事が判明した。どこで混入したかは別として食い込んでた小石を外すとバランスが治ったので有る。BOBST打抜機では有ったので保護板は硬質樹脂で面盤サポートも樹脂で有る。保護板が鉄板など金属で有れば打抜機本体上部に食い込んでいただろう。保護板に食い込んだ小石を取れば戻ったという事は打抜機フレームが歪みで吸収したと言う事で有る。わずかで有れば歪みが吸収できるが大きい歪みでは元に戻らないと思う。バランスが元に戻らない場合には、通常は打抜機メーカーでのアフターサービスは必要で、打抜機駆動部分の下部にあるシム板の増減調整でのバランス補正が有る。シム板も急な圧力変化に対応はして潰れたりしている様で有るが、どちらにしても全ての抜型で使うムラトリ台紙は全て再製作と成る。こうゆう事故の時もプレバランスで補正した打抜機で有れば再度プレバランスを再施工すればムラトリ台紙の再作成の必要は無い。いずれにしても、ちゃんとしている打抜現場では整理整頓も、プレバランス施工している、しっかりして打抜機の状態も良い!やはり社員教育だと思う。
現在はプレバランス意外のバランス補正技術ではマーバッハの罫線マス目型でカーボン紙を介在させて転写させて、罫線跡の太さや濃淡をスキャナーで数値化してインクジェットプリンターで積層させる技術が日本国内で数台テスト販売されている様だ。ただし、スキャナーとプリンターはドイツ本社しかないので転写紙を送り補正シートを作成して日本に送り返す方法で菊全で50万円位掛かり耐用年数も1年なので日本では普及しないと考える。
この技術の問題点も「プレバランス2.0」に何故?変遷させたのか?の意味が有る。
上記剥がし仕上ったPBSフイルムで有るが囲った箇所は抜圧の高いエリアで有るが強いエリアの周辺は抜圧が正しく反映されていないのだ。抜圧が高いエリアが元々のプレバランスのハーフカットだけで仕上げる事が問題有りと感じたからだ。
その為に仕上げたPBSフイルムを使い、実際に抜いて切れるエリアのフイルムを一枚を剥がして強く当たるエリアを無くする前記「レベルリテンションシステム」の手法を取り入れた経緯と成った。その作業が必要で有ったのだ。
実際に作業をしてみると20μ5枚~6枚(0.1mm~0.12mm)の3年~5年経過の打抜機はハーフカットする意味が無くなったので「プレバランス2.0」とした。作業も専任インストーラーで無くても可能と成り、PBSフイルムは全国の代理店から購入が可能で有る。ただ20μ10枚以上に成る0.2mm以上の差異が有る打抜機は「旧プレバランスシステム」で整えた後に新しいPBSフイルムを重ねて「プレバランス2.0」を施工をした方が時間が掛からないとの結論に成った。その為に20μ5枚の積層フイルムも作成したので新台などは5層フイルムでインストールが可能と成った。非常に安価に取り組みが可能で有る。
マーバッハ社の他のバランス補正技術は、BOBST社が日本国内で特許公開してきたのが抜圧センサーを50mmピッチ?に配置して数値化する技術である。独立したセンサーで数値化すれば強いエリアの周辺狂いは無いのか?は判らないが補正シートをどう作成するのか迄は明記していない。どちらにしろ過去には一貫して当社BOBST製打抜機にはバランス補正は不必要と云い続けて来たBOBST社が必要性を認めて来ただけでも、バランス補正の重要性の認識も広まると確信している。
プレバランス2.0情報・・・https://dieranger.com/jp/pressbalance.php

